人のニオイの感じ方2
人のニオイの感じ方2
鼻のいいと悪いは何が違うのでしょう?ニオイ自体を嗅ぎ分けるの識別、認識する感度と、二種類だと思われます。
識別は臭覚受容体数が多いほど精密人あります。
人間で400種類、ネズミやマウスは1100-1200個程度、犬は約800個です。
鼻腔の後上部は嗅上皮と言われます。嗅上皮が広く空気を強く鼻腔にとりこむ動物は、結果的に感度がよくなります。
魚は匂いが少ない水中の為、100~150個ほどの受容体しかもちません。
陸に進出すると両生類は800個ほどと受容体が劇的に増えます。
海に戻った哺乳類であるクジラは50個ほど、イルカは受容体がほぼなくなっています。
そして、食生活で嗅覚を使わなくなると受容体の数も減るということです。
一方で、先天的に異なるとともに、「においの世界」は、みんな一緒というわけではなく、その匂いを知っているか知らないかで見かけの感度がかわってきます。
ソムリエが後天的にも変化し、様々な香りを感じとれるのは、それぞれの香りを学習して覚えているからです。
つまり、トレーニングや学習によって「鼻はよくなる」のです。