アンモニア
特定悪臭物質のアンモニア
アンモニアというと、あの鼻に来る刺激臭の気体です。
アンモニアとオゾンは化学反応を起こすと、窒素と水になります。
これが、オゾンがアンモニアの悪臭を消すという事です。
アンモニアって?
アンモニアは窒素化合物です。毒性及び可燃性のガスで刺激性が強く、濃度 0.1% 以上のガス吸引で人体に危険症状を呈します。
燃焼した場合、炭素を含まない為、燃焼しても二酸化炭素は発生しませんが、窒素酸化物を発生します。窒素酸化物は、高温・高圧で燃焼することで空気中の窒素と酸素が反応してなる場合と窒素化合物から窒素酸化物となる場合があります。
窒素酸化物は光化学スモッグや酸性雨の大気汚染原因物質です。
さらに、窒素酸化物は二酸化炭素の310倍の温室効果があり、その上、オゾン層の破壊触媒として作用します。
酸化窒素の還元
さて、窒素酸化物を燃焼により出してしまうアンモニアですが、排気ガスに対して触媒を使い、還元剤として用いる事により酸化窒素を、窒素ガスと水に転換します。
アンモニアの合成
アンモニアはハーバー・ボッシュ法又は、単にハーバー法によってアンモニアを生産する方法されています。この時用いられる水素は再生可能エネルギー、原子力を用いた電気分解以外での生成は、大部分が天然ガス由来であり、水素生成時に二酸化炭素を発生しています。